ストロボで止める!

前回はエフェクトとしてのストロボなどの解説をさせていただきました。
今回はこちら

Sanori

バレリーナのモデルさんにジャンプしながら回転してもらっています。
ブレてもいないと思いますし、回転ジャンプの瞬間的なタイミングで停止している写真になっています。

この写真のシャッター速度、「1/250」です。
少しでもマニュアルモードで撮影したことがあれば、ちょっとおかしくない?というのがわかる数値です。
歩いている人間を停止して撮影するのに必要なシャッター速度は「1/250」と言われています。
走ると1/500、スポーツなどをしている瞬間なら1/1000〜1/8000も普通の世界です。
それがなぜ1/250で、回転ジャンプの瞬間を撮影できているのか?

ストロボです。
ストロボだけを光源として撮影することで、この撮影が可能になります。

・カメラの設定で屋内が真っ暗になるような露出設定にする。
 この写真は絞りF2.8、感度200、シャッター速度1/250です。

この状態でストロボを炊かずに撮影しても真っ暗、こんな露出で撮影します。
室内灯は周りを確認できる最低限の光量にし、露出設定で真っ暗にさせる感じです。

ほぼ真っ暗

この写真はストロボセッティング中の1枚ですが、後方1灯だけ炊いています
ほとんど真っ暗なのがわかっていただけるかと思います。
ストロボが無ければ何も映らない、そんなライティングで撮影しています。

暗い空間での映像はセンサーに届いていないので、どんなシャッター速度であっても写らないのですが。
ストロボが光っている間だけ、センサーに被写体の映像が届き、写真として残ります。
ストロボの閃光時間は光量によって違うのですが、大体1/1000以上になるはずです。
つまり、どんなに激しく動いても、シャッター速度が1秒だったしても、ストロボが光った瞬間しか記録できない、そんな状態になっています。
(※ストロボ同調できるシャッター速度は決まっています)
なので1/250でも、激しく動いている被写体を止めた瞬間で撮影できているのです。

ではこちらの写真はどうでしょうか。

Sanori

白い背景で同じく、ジャンプして回転しています。
しかもこちらはシャッター速度が1/100となっています。
白い背景でも、カメラセッティング時の露出が真っ暗な状態であれば、同じように止めて撮影できます。
少しだけ露出が上がった状態、絞りF2.8、感度200、シャッター速度1/100なので完全な真っ暗ではない、くらいの暗さです。
これでもほぼ停止した状態で撮影できています。

ちなみに露出が真っ暗でどうやって撮影するのか?となると思います。
これはミラーレスでしかできないのですが、「LVブースト(オリンパス機の場合の名称)」という機能を使います。
これを行うと電子ファインダーの中の露出を強制的にブーストさせて、暗い中でも表示できるようにしてくれます。
あとは・・・です!

ストロボはこんな使い方もあるのがおもしろいと思います。